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笑顔と運動の効果


こんにちは!高崎整体ネイバーマンの浅賀です。皆さんは、日々笑っていますか?運動習慣はどうでしょう?なかなか忙しいご時世ですので、ご自身の生活を見返してみると、どちらも少ないなーと感じる方もいらっしゃると思います。でも安心してください。ヘラヘラ笑ってたくさん運動していれば全て良し!と言う内容ではありません。知識を持ち、効果を知っておくことで、困った時、必要な時に意識するポイントを増やしておこう!そんな気持ちで読んでいただければ良いなと考えています。笑顔と運動が私たちの体にどのような良い影響を与えてくれるのかを書いていますので、ご興味のある方はぜひ読んでみてくださいね!

笑顔がもたらす良い効果

私たちが笑顔になると、脳内ではセロトニンという物質の分泌が促進されます。セロトニンは人の体の中に10mgほど存在する物質で、そのうち90%は小腸の粘膜に存在し、8%が血小板(血液細胞)、残り2%が脳内に存在すると言われています。脳内でのセロトニンは、喜びや快楽、恐怖や驚きなどの情報をコントロールして精神を安定させてくれる役割を持っていて、そのほかにも、寝起きを爽快にしてくれたり、目を覚ましている時に意識をスッキリさせたり、重力に逆らって地面に立つときに使用する筋肉を働きやすくさせたりする効果もあると言われています。体に存在するセロトニンのうち、たった2%の量が、私たちの精神面や活動面に絶大な効果をもたらしてくれていることがわかります。

セロトニンが痛みを和らげる?

今説明した効果以外にも、セロトニンには体の痛みを和らげる効果があります。脳の中には、痛みと深く関係してる前帯状回(ぜんたいじょうかい)と言う部分があり、この場所が活動的になりすぎていると、痛みを感じやすい状態となってしまいます。セロトニンは、この前帯状回の働きを抑制し、痛みを落ち着かせる働きを持っていると言われています。つまり、日々の生活で笑顔が増えると、セロトニンの分泌量が増え、なかなか良くならない痛みや、病院に行っても原因がわからない痛みが改善される可能性があるということです。

笑顔の意識

子供は1日に400回笑うと言われています。20〜30代になるとその数が15回程度へと激減し、70代では2回程度となってしまうそうです。1日中一人でずっと笑っているのはヤバそうですが、例えばお体の不調を感じている時や、精神的に辛い時など、作り笑いでも良いですし、口角を無理やりグイッと上げるだけでも良いので、笑うことを意識して見てください。体の中にある2%のセロトニンがあなたを助けてくれるかもしれません!

運動がもたらす良い効果

運動が体に良いのはもう聞き飽きたよ!そりゃ良いに決まってるっしょ!言われなくても想像つくわ!と言う声が聞こえてきそうですが、ここでは、痛みをコントロールするための運動の方法についてお話していきます。

痛みの改善に関与する脳内物質

先ほど、笑顔がセロトニンの分泌を促進し、痛みを改善するということをお伝えしましたが、実は運動でもセロトニンの分泌促進が期待できます。そして、痛みを改善させるのは、セロトニンだけではありません。ドーパミンという物質も、脳内で痛みの改善に深く関わっています。セロトニン同様、ドーパミンも運動によって分泌を促進することができます。セロトニンとドーパミンどちらも運動で分泌促進が可能ですが、大切なのは、それぞれが分泌しやすい異なる運動方法があるということです。ここからは、その運動方法についてお伝えしていきます。

セロトニン分泌を促す運動方法

セロトニンは、主に達成感に反応して分泌が促進されると言われています。繰り返される達成感を味わうことで、脳内でセロトニンをどんどん分泌させるのが、痛みの改善に効果的です。その代わり、繰り返すことが大切なため、散歩や自転車、ラジオ体操など、毎日行いやすい運動からスタートして、個人個人の能力に合わせてランニングにしてみたり、軽いトレーニングにしてみたりと、運動の強さを決めるのが良いと思います。「今日もこれをやった!」とルーティーン化できる達成感が良いですね!

ドーパミン分泌を促す運動方法

ドーパミンは、報酬に反応して脳内で分泌が促進されると言われています。つまり、セロトニン分泌を促す繰り返し味わう同じ達成感ではなく、目標を立てて、それをクリアしていくという運動が良いと言われています。ご自分で運動する際は、1日の歩数を徐々に上げていく意識で生活してみたり、徐々に時間を伸ばすランニングをしてみたりすると良いかもしれません。誰かに手伝ってもらう運動では、パーソナルトレーナーの方に運動をコントロールしてもらったり、なりたい自分に合わせてエクササイズを考えてくれる場所へと行ってみるのが良いと思います。

高崎整体ネイバーマン

高崎整体ネイバーマンでは、施術による痛みの改善はもちろんですが、なかなか良くならない痛みにお悩みの方に対して、必要に応じて、セロトニンとドーパミンの分泌量をチェックする特殊な脳機能検査をさせていただき、個人個人に合わせた運動メニューや整体を行わせていただいております。ご自身の状態が気になる方や、どこへ行っても痛みが改善されなかった方は、お気軽に高崎整体ネイバーマンまでお問い合わせください!

なぜ起こる?神経の痛みと痺れ


こんにちは!高崎整体ネイバーマンの浅賀です。正座をして足が痺れる。あぐらをかいて足が痺れる。そういった痺れとは別に、手や足、時には首や背中、お腹などに、症状として現れてしまう痺れがあります。痺れだけではなく、痛みとして感じる場合もあります。神経に原因がある場合、そういった痛みや痺れはなぜ起こってしまうのでしょうか?今回の記事では、その原因と思われる部分について紹介していきます。ご興味のある方はぜひ読んでみてくださいね!

神経の障害?

なかなか良くならない痺れや痛みがあると、神経が傷んでいるのでは?神経が圧迫されているのでは?と考える方も多いと思います。ご自身で考えなくても、お医者さんから、神経が圧迫されている症状ですね。と言われ気づかれる場合もあります。神経が障害されている場合にはどのような症状が出るのでしょうか?まずはそこからお伝えしていきますね。

神経障害の症状

神経が長期的な圧迫を受けたり、損傷してしまったりすると、神経の担当領域に以下のような症状が出現します。

  1. 筋力低下
  2. 感覚低下
  3. 反射機能低下

筋力低下と感覚低下はイメージがつくと思います。力が入りずらくなり、皮膚に触れると触れた感覚が弱くなってしまっている状態です。それでは、反射機能低下とはどのようなものでしょうか?イメージしやすいものとして脚気検査(かっけけんさ)があります。脚気検査とは、膝のお皿のすぐ下を叩くと、膝がピョンと伸びる反応を見る検査です。これは、膝蓋腱反射と言って、お皿のすぐ下にある腱を叩くことで、筋肉や腱が急激に伸ばされたという刺激を体が感じとり、太ももの前の筋肉を自動的に縮ませることで、筋肉の断裂などを防ごうとする神経の反射機能です。障害を予防するだけでなく、ジャンプ着地の際など、急激に関節の運動が強いられる時でも、筋肉を素早く反応させて、衝撃吸収や次の動きに移るスイッチを入れる役割もあり、体の運動に欠かせない機能でもあります。神経が障害されている場合には、左右で比較した際に障害されている側の反射機能が低下してしまいます(障害部位によっては反射が正常よりも強く出る場合もありますが、今回の記事では弱まるケースについてお伝えしています)。

神経障害の見極め方

神経が障害されているかどうかを見極めるには、先ほど説明した、筋力、感覚、反射機能を調べることで、障害の有無や障害部位を特定することができます。

ご自身でチェックする場合には、筋力と感覚が分かりやすいです。握力が左右で大きく違わないか、症状のある場所の力の入り具合は左右で違わないか、お風呂に入った際にお湯の温度の感じ方が左右で極端に違わないか、実際に肌に触れてみて触れられた場所の感覚が極端に左右で違わないか、などで確認してみると良いと思います。もし違和感を感じる部分がありましたら、医療機関に受診して原因を詳しく調べてもらいましょう!

障害されていなくても症状が出る?

ここまでお伝えしたように、神経が障害されていると、筋力、感覚、反射機能がすべて低下します。ただし、痺れや痛みを感じている方の中には、これらの機能が低下していないにもかかわらず、症状が出現しているケースの方が沢山いらっしゃいます。なぜでしょうか?それは、神経の本体ではなく、神経の周りに原因があるかもしれません。。。

神経周囲の大切な構造物「ファシア」

少し話は変わりますが、体を自由に動かすためには、神経が体の中で少しだけ伸びながら移動する必要があります。神経が伸びずに固定されていれば、体を動かす度にすぐにどこかの神経が切れてしまいます。伸びる、移動する、この機能をサポートしているものがあります。それが「ファシア」です。

神経周囲のファシア

ファシアとは、体にある様々な組織や臓器を繋ぎ、支え、知覚する機能を持っています。下の図の、神経の上に描かれている青い蜘蛛の巣のようなものが神経周囲のファシアです。この図では、脂肪から神経を引き離したように描かれています。

ファシアがあることで、神経は、周りにある筋肉や脂肪(脂肪もファシアに含まれます)、骨などの構造物との間で障害されることなく体の中を必要な分だけツルツルと移動することができています。また、上の図にも描かれているように、ファシアの中には、神経に栄養を送っている血管や、神経を担当している神経なども一緒に入り込んでいます。神経にとってはとても大切な場所ですね!

ファシアの異常

もう一度先ほどの図を見てみてください。さあ、この青い蜘蛛の巣のようなファシアが固くなってしまったり、動かなくなってしまったらどうでしょう?先ほど説明したように、伸びる、移動する、ということができなくなってしまいそうなイメージができますでしょうか?そして、ファシアの中に存在する、神経に栄養を送っている血管や、神経を担当してる神経の働きが悪くなるようなイメージができますでしょうか?

神経が潰されたり切れたりしていなくても、痛みや痺れが出現している際には、ファシアの異常が関与していると言われています。神経を栄養している血管や、血管を働かせる自律神経、神経を担当している神経などにストレスが加わり、「ここに異常があります!」と体が危険信号を出す。この信号が一種の痺れや痛みとして知覚されてしまう可能性があるのです。

神経周囲のファシアに異常が起きやすい場所

神経は、筋肉と筋肉の間や、筋肉と骨との間など、体の奥深くを走行しています(比較的表面や、皮膚のすぐ下を走行している神経もあります)。神経周囲のファシアにストレスが加わりやすい場所には、以下のような場所があります。

  • 神経の走行が急カーブする場所
  • 骨に接して走行する場所。
  • 筋肉や筋膜を貫通して走行する場所
  • その他

例えば下の図のような場所です。

この図は、右肩を後ろから見ている図です。黄色の三角形は、筋肉と骨で構成された空間で、この中を神経や血管が走行しています。どのような神経が走行しているのか見てみましょう。それが下の図です。

先ほどの三角形の中には、骨の表面に動脈や神経がこのように走行しています。筋肉と硬い骨の間を走行している神経たちなので、筋肉と筋肉の間を走行している神経や血管に比べて負担がかかりやすい場所であることが想像できます。

周囲の筋肉を極端に使用しすぎたり負担がかかりすぎる動きを長期間続けたりすると、これらの神経や血管周囲のファシアが固くなってしまうことが想像できます。

ファシアの異常の見つけ方

先ほどの場所以外にも、神経は様々な場所で筋肉や骨の間を潜って走行しています。

神経周囲のファシアの異常は、体のどこで発生するか分かりません。ただし、症状の出方やその場所、様々な身体評価法やエコーを用いて、限りなく特定に近い形で、場所を絞り込むことができます。高崎整体ネイバーマンの施術では、神経周囲のファシアの症状が疑われた場合に、しっかりと異常のある場所を見つけ出してから施術に移ります。

高崎整体ネイバーマン

今回の記事で取り上げた、神経周囲の異常による痺れや痛みですが、レントゲンやMRIなどでは異常を見つけるのが難しく、画像で異常を判断するにはエコーが最適だと言われています。高崎整体ネイバーマンには、エコーも完備しております。エコーを使用したお体内部のチェックに加え、体全体の動きや筋肉・筋膜・関節の状態をしっかりとチェックさせていただき、症状の根本原因を見つけていきます。なかなか良くならない痺れや痛みにお困りの方は、高崎整体ネイバーマンまでお気軽にご相談ください!

背骨の向きと首腰の痛みの関係


こんにちは!高崎整体ネイバーマンの浅賀です。皆さんは、反り腰は腰痛、猫背は首肩こりというように、辛い症状がある際に、背骨の形と症状の関係をなんとなく想像したり、こういう姿勢だからここが痛いのだろうと考える事も多いと思います。今回の記事では、背骨の向きと症状についての情報を一部お伝えしています。あなたの症状の根本原因が見つかるかもしれませんので、ぜひ読んでみてくださいね!

背骨の部位

まずは、背骨の話をさせていただきます。まず皆さんに覚えていただきたいものがありますので、下の画像をご覧ください。

この画像は、腰椎(ようつい)と呼ばれる、腰の骨の画像です。背骨は、所々に名前がつけられているのですが、2つだけ覚えていただきたい名前があります。

1つ目は、緑の矢印で刺された部分です。ここは、棘突起(きょくとっき)と言って、ゴジラの背中にあるトゲトゲのような部分で、人の背骨全てに存在しています。2つ目は、ピンクの矢印で刺された部分です。ここは、腰椎椎間関節(ようついついかんかんせつ)と言って上下の腰椎を繋ぐ関節です。この2つの部分と名前を頭に入れて、続きをご覧ください!

背骨の向きと動き

背骨は、向きによって動き方が異なります。実際にどのように異なるのかを見ていきましょう!

腰椎の向きと動き

反り腰、猫背というように、腰椎も左右の椎間関節が動くことで、曲がったり反ったりすることができます。下の写真の緑の部分が、後ろから見た腰椎です。

この腰椎に側屈(そっくつ)という横に曲げる動きを加えていきます。下の画像は、腰椎に側屈を加えた状態ですが、左の画像は腰椎を反らした状態で左に側屈していて、右の画像は腰椎を曲げた状態で左に側屈しています。

注目していただきたいのが、赤矢印で示した棘突起の向きです。どちらも同じように背骨が左に倒れるように側屈をしていますが、腰椎を反らして左側屈した場合と、腰椎を曲げて側屈した場合とでは、棘突起の向きが反対になります(わかりやすいように極端に動かしています)。

人の骨を動かしたり支えたりするのは筋肉です。棘突起の向きが変わるということは、腰が反った状態と曲がった状態とでは、背骨の向きが変化するので、背骨を支える筋肉にかかる負担も変化するということです。

具体的には、左の画像のように腰椎を反らして左側屈をする際は、棘突起の近くにある細かい背骨の筋肉は、主に背骨に対して左側の筋肉を使い、姿勢を支える大きな筋肉は、主に背骨に対して右側の筋肉を使います。また、腰椎の左側の椎間関節に負担がかかりやすくなります。そのため、筋肉性の腰痛がある場合、腰が反って背骨が左に傾いている人は、体の右側は広い範囲で腰痛が出現し、体の左側は、指で刺せるようなピンポイントの狭い範囲で腰痛が出現するリスクが大きくなるということです。一方これとは反対に、右の画像のように、腰椎が曲がって背骨が左に傾いている場合には、細かい筋肉も大きな筋肉も、姿勢を支えるために背骨に対して右側の筋肉に頼る傾向にあります。

つまり筋肉が原因の腰痛の場合、腰の左側のどこかに、ピンポイントでここが痛い!という部分がある方は、腰が反って左に傾いている可能性が高く、腰痛は全て腰の右側にある!という方は、腰が曲がった状態で左に傾いている可能性が高くなります(可能性の一部のため、異なるケースもございます)。

胸椎の向きと動き

腰椎と同じように、肋骨がついている背中の背骨である、胸椎(きょうつい)も見ていきましょう!下の画像の青い部分が、後ろから見た胸椎です。

胸椎も、反った状態と曲がった状態で背骨を左に側屈していくと、下の画像のようになります。

反らして左に側屈した場合と曲げて左に側屈した場合とでは、棘突起の向きが逆になります。胸椎も、腰椎と同様にこの2つの動き方で、使用する筋肉が異なってくるのです。

胸椎と首の痛みの関係

胸椎の上には頸椎(けいつい)と呼ばれる首の骨が連続して乗っています(写真の紫の骨)。胸椎の向きが変わるということは、頸椎の向きも連動して変化するため、「こちらには首が向きやすい」「こちらには首が向きづらい」「こちらの首の方がこる」「こちらの首が寝違えやすい」など、左右で異なる首の症状が出てくるリスクも大きくなってきます。

背骨の反りや曲がりの原因

今までにお伝えした通り、背骨の反りや曲がりで、日々使用して負担のかかる筋肉が異なることがわかったと思います。では、この反りや曲がりはどこから来るのでしょうか?それは、本当に十人十色で、ここが原因です!というようにはっきりとお伝えすることができません。

ある方は体幹機能の問題で背骨が歪み、またある方は足の問題で背骨が歪み、原因が1つでない方もとても多いです。自転車に乗っていて左から車に衝突された方は、潜在的な恐怖心やトラウマから体が左を避けるように歪むケースもあります。胃腸の調子が悪い方は、体をうずくめて背骨が前屈みに曲がっているというケースもあります。背骨の歪みは、体の機能や構造、環境や精神的な部分にも関連し決定されています。

首や腰の痛みを改善するには?

首や腰の痛みを改善するには、痛い場所の筋肉や関節などに直接施術をすることももちろん大切です。普段から負担のかかっている筋肉の緊張を緩和することで、現在の症状が一時的に緩和されることが多いからです。

ただし、ここまでお話ししたように、個人個人特有の背骨の向きや動きを観察しなければ、なぜそこが硬くなるのかを知ることはできません。つまり、痛む場所のみの施術では、すぐに再発してしまう可能性が高いということです。現在症状がある部位の状態をしっかりと確認し、施術や運動でケアするのと同時に、根本的な原因に対してもアプローチしていく必要があります。

高崎整体ネイバーマン

高崎整体ネイバーマンでは、症状のある部位だけでなく、その根本原因を紐解く身体評価を必ず行い、施術に移ります。なかなか改善されない首の痛みや腰痛でお困りの方は、普段気にされている場所とは離れた場所に根本原因があるかもしれません。お困りの方は、高崎整体ネイバーマンまでお気軽にご相談ください!

腰痛と足の関係


こんにちは! 高崎整体ネイバーマンの浅賀です。 今回は、腰痛と足の関係についてお話しします。 一見離れた場所にある腰と足ですが、とても関係してくる場合があります。 ぜひ読んでみてください!

足のトラブルの影響

足は、立って生活や動作をする中で、唯一地面と接している体の土台とも言える場所です。扁平足や足のアーチが高すぎる、つま先の変形や、踵の怪我などで足の一部に体重がかけにくいなど、足のトラブルが起こると、その上に乗っているスネの骨も、足の位置に合わせて向きや傾きが変わってしまいます。 するとその上に乗っている太ももの骨も向きが変わり、さらにはその上に乗っている骨盤も向きが変わってしまうことがあります。 骨盤の上には背骨が乗っているので、前を向き生活するために、骨盤の向きに合わせて、背骨も向きを変えます。 このようにして、足のトラブルを代償しながらも効率よく動けるように、体は上へ上へと歪んでいきます(上の歪みを代償するために下へ下へと歪む場合もありますし、上と下の歪みがその間に影響を与える場合もあります)。

歪みの影響

ここまでは、骨の向きが変わるだけのように感じますが、向きを変えて歪んだ配列で立っている骨達を支えているのは、筋肉や筋膜や靭帯です。 歪んだ骨格を支えるために、頑張っている場所の筋肉や筋膜は体の至る所で硬くなっています。 普通に生活するには問題ない場合もありますが、この状態でいつもと違う動きをしたり、いつもより多く動いたり、またはいつもと同じ動きでもその量が多くなったりすると、夕方にかけての疲労による痛みや、常時存在する痛みとなって、危険信号を送ってきます。 こうやって足から始まった歪みが腰まで到達して痛みを出すパターンは決して少なくありません。

人それぞれの歪み方

一般的に、体は以下のように歪みやすいと言われています。

  • 扁平足→スネの骨が内捻れ→ももの骨が外捻れ→骨盤が後ろに倒れる→腰が捩れる
  • 足のアーチが高い→スネの骨が外捻り→ももの骨が内捻り→骨盤が前に倒れる→腰が捩れる
  • つま先重心→スネの骨が前に倒れる→ももの骨も前に倒れる→骨盤も前に倒れる→腰が反る
  • 踵重心→スネの骨が後ろに倒れる→ももの骨も後ろに倒れる→骨盤も後ろに倒れる→腰が曲がる

ただし、これは一般論であり、人それぞれの体の機能によってバランスの取り方は異なりますし、生活スタイルや精神状態、内臓機能の状態や、事故や怪我の有無などによっても全く異なった状態になります。

理想的な足の機能って何?

人の体は、立っている時に全く動かない完全静止状態になることはありません。重心の安定する範囲の中で、わずかながらにも常に動いています。そのため、理想的な足の機能とは、すべての重心位置とそこにかかる力に対応するための、支持構造や感覚機能、可動域、筋力、反射能力をもった状態だと言えます。

足が良ければ全て良しではありません

理想的な足の機能として「すべての重心位置とそこにかかる力に対応するための、支持構造や感覚機能、可動域、筋力、反射能力をもった状態」とお伝えしましたが、そもそも重心を移動するには、足以外の部分の機能も必要になってきます。例えば体幹や股関節の機能です。

体幹や股関節の機能低下から、常に腰が曲がり、骨盤が後ろに傾いているとします。すると重心は後ろに移動してしまうので、必然的に足は踵で体重を支えることになります。こうなると、踵だけでは支えきれないので、膝が曲がり、ももの筋肉にも手伝ってもらいながら体を支えるようになります。この場合、体幹と股関節の機能低下に対応する形で、なおかつ膝に助けてもらいながら姿勢を保つことができているので、この姿勢での足は、姿勢を保持することにおいて機能的に働けているということになります。ただし、腰が曲がって重心が後ろにあるため、良い姿勢という印象は与えられませんし、腰痛を発症してしまうかもしれません。

つまり、何が言いたいかというと、足が良いからといって他が機能低下していれば、健康です!という事にはならないということです。

伝えたいこと

結局のところ、体は複雑に機能的に助け合いながら動いているので、お身体の状態を見ずに「〇〇な足を手に入れれば腰痛が治ります!」というような断定的な文章を書くことはできません。この記事をきっかけに、体の奥深さと素晴らしさを皆さんに知っていただければなと思っております。奥深くて素晴らしいからこそ、そこを利用して不調を改善することができると考えています。

高崎整体ネイバーマン

高崎整体ネイバーマンでは、姿勢や動きのチェックから、足はもちろん、骨格全体の歪みの原因を探していき、お一人お一人に合わせた歪み改善の施術を行います。 しっかりと歪みを改善できると、筋肉の使い方のバランスが正常化し、腰痛だけでなく、肩こりや頭痛などの症状も改善してくるケースがたくさんあります。 なかなか治らない腰痛でお困りの方は、高崎整体ネイバーマンにお気軽にご相談ください!

いい姿勢の罠


こんにちは! 高崎整体ネイバーマンの浅賀です。 今回は姿勢のお話です。皆さんは画像にあるような姿勢チェックを見たことがありますか? 耳ー肩ー大転子(股関節の骨)ー膝の少し前ー足首の少し前 これらを結んだラインが一直線になるのが理想的な姿勢だというものです。 本当にこのラインに沿った姿勢以外は悪い姿勢なのでしょうか?この記事では、そんな内容を書いています。ぜひ最後まで読んでみてください!

一般的に言われているいい姿勢とは?

冒頭にも書いた通り、一般的に良いとされている姿勢は、 耳ー肩ー大転子(股関節の骨)ー膝の少し前ー足首の少し前、これらを結んだラインが一直線になるものです。そこで一つ疑問があります。ネイバーマンで日々様々な方のお身体を見させていただくと、猫背の方でも反り腰の方でもこの一直線の線に当てはまってしまう方がいらっしゃることです。人それぞれ姿勢は違うのに、線を基準に良い悪いを判断してしまうと、症状があっても良い姿勢とされてしまう方が出てきてしまうのです。

本当の良い姿勢とはどんな姿勢?

本当の意味での理想的な姿勢とは、局所に過度な負担がかかる事なく、最小エネルギーで効率よく立っていられる姿勢だと考えています。横から見て一直線のラインで立てていたとしても、腰が圧縮されている姿勢では腰痛のリスクが上がりますし、首が圧縮されていれば、首の痛みのリスクは上がります。姿勢は、ラインが一直線ならOKという単純なものではありませんし、 そもそもずっとこのラインを維持できるほど人は静止していません。

姿勢を良くする目的を思いだそう

なにがなんでも横から見た姿勢が、このラインに合っている姿勢にしたい!これが綺麗だからこれになりたい!という目的であれば、それはもちろん良いと思います。 ただし、腰痛を改善したい!肩こりに悩まない体になりたい!という目的では、ただただこのラインに沿った姿勢を獲得するというのは全く意味のないものです。 しっかりと体の機能を取り戻し、腰や首に負担がかかる事なく最小エネルギーで効率よく姿勢を維持できる。それを獲得することが大切なことであって、そこまでいけば症状の改善はもちろん、自然と姿勢は美しくなります。

どうすれば姿勢は良くなるの?

では、姿勢はどのようにすればベストな状態になれるのでしょうか?それは、人によって全く異なります。

例えば、腰に負担のかかる姿勢の原因が、股関節や体幹にある場合もあれば、足部にある場合もあります。人それぞれの生活スタイルや、過去の怪我の歴史、精神的な健康状態、事故の後遺症などによっても全く異なってきます。まずはしっかりとお体の状態を把握することで、初めて良い姿勢の獲得方法がわかります。

姿勢の改善事例

下の画像は、腰痛をお持ちの方に対して当店で行わせていただいた姿勢改善の例です。

以下のポイントに注目して見てみてください。

  • 衣服にシワができるほどの反り腰が緩和されている。
  • 下半身が前に傾いているのが緩和されている。
  • 腕の位置が前にあったのが体の真横に降りてきている。

左の姿勢からもわかるように、初めは腰がとても反っている状態でした。この場合、左のような姿勢で生活することで、常に腰に圧縮力が加わっていることが腰痛の根本原因と考えられます。そのため、姿勢改善の目的は横から見てまっすぐなラインになるようにするのではなく、腰への負担を軽減し、長期的に症状を緩和することです。

この方の場合は、施術に加え簡単なエクササイズを2種類行っていただくことで、右の状態まで改善されました。※写真の使用に関してご本人様の同意取得済み

高崎整体ネイバーマン

高崎整体ネイバーマンでは、お体の症状に合わせて、施術を行わせていただきます。そして、再発しないお体を手に入れていただくために、根本原因を見つけ出す手段の一つとして、姿勢分析を行っています。ご自身の姿勢を写真で確認しながら、現在の症状がどのようなものが原因で出来上がってしまったのかを、一緒に確認していきましょう!

姿勢を意識する際は、無理に横から見たラインにこだわらず、丁寧に体と向き合っていくことが大切です。 ご自身の姿勢が気になる方や、お体の不調でお困りの方は、高崎整体ネイバーマンにご相談ください!

症状改善に大切なのは身体評価


こんにちは! 高崎整体ネイバーマンの浅賀です。 マッサージをしても良くならない、ストレッチしても変わらない、運動しても辛いだけでいつ良くなるか不安、といった悩みを抱えている方がたくさんいらっしゃいます。体に良いことをしているはずなのにどうして良くならないのでしょうか?その原因は、痛む場所や不調のある場所のみを目掛けてケアしていることがほとんどです。大切なのは、その不調がなぜ起こってしまったのかを知ることだと考えています。今回のタイトルにあるように、不調の原因の原因、いわば根本原因は、身体評価で見つけることができます。

車のエンジンがかからない!

車の故障で言えば、エンジンが動かなくなってしまった時に、洗車をしてみる。タイヤを交換してみる。座席の掃除をしてみる。とにかく押して動かしてみる。これら一つ一つは目的があれば必要な作業かもしれませんが、今回の一番の問題であるエンジンが動かなくなってしまった事に対しては効果的とは思えませんよね。

車が汚れているから洗車をします。 タイヤがすり減ってしまっているから交換します。 座席が汚れているから掃除をします。 ぬかるみにタイヤがはまってしまったからで車を押して動かします。 現在のトラブルの原因がしっかりとわかっているから最短距離で解決方法を選択できるのです。

人の体に起こるトラブルも、筋肉に問題があるのか、関節に問題があるのか、神経に問題があるのかなど、原因をチェックした後、それがなぜ起こってしまっているのかを知る必要があります。

腰が痛いとは?

車ではなく、腰痛で考えていきます。腰が痛い時、痛みの出ている場所はどこでしょう?以下のような反応から、大体のあたりをつけることができます(チェック項目の一部です。これが全てではありません)。

筋肉・筋膜の問題

腰を曲げたり反らしたり、動かす角度に比例して痛みが強くなる。

関節周囲の問題

腰を反らすと、ある角度で急にズキっと痛くなる。

神経周囲の問題

腰を曲げると足まで一本の線でつながったような痛み、もしくは痺れが出る。

仙腸関節周囲の問題

膝を曲げて腰を反ると痛みが和らぐ。

以上のように、痛みの出方から原因部位を予想することができるのですが、例えば、筋肉や筋膜の問題が疑われたとします。そして、その場所を柔らかくしたり、ストレッチをしたりして、症状が改善されたとします。この症状は今後再発することはないでしょうか?おそらく再発の可能性はまだ残っています。なぜでしょう?

ズボンが濡れるのはズボンのせい?

もう一度車で考えていきます。ビチョビチョに濡れた座席に座り、ズボンが濡れた!と履き替えても、座席が濡れていればまた座った際にズボンが濡れます。何度も何度もズボンを履き替えても、ズボンが濡れるのは座席が濡れているからです。

人の体も、腰の筋肉や筋膜に負担をかけている根本原因が体のどこかにあり、それを解決しなければ、長期的な症状改善には繋がらない場合が多いのです。

根本原因はどこ?

それでは症状の根本原因はどこにあるのでしょうか?その答えはズバリ、人それぞれです。それを探し、改善することが症状の再発予防に最も大切なことです。足の機能低下が原因で、体が前に傾きやすく、腰を反りやすくなってしまっている場合もありますし、体幹機能の低下から、猫背姿勢が続き、背中や腰に負担がかかっている場合もあります。一つだけではなく、複数の機能低下が関連しあって最終的に腰に負担がかかっている場合もあります。だから、お一人お一人の症状に対して、詳細な身体評価が必要になってくるのです。

高崎整体ネイバーマン

高崎整体ネイバーマンでは、施術の前にしっかりとヒアリングと身体評価のお時間をとらせていただいております。 原因とその原因が予想できて、初めて施術プランが決められるのです。施術は症状のある部位をしっかりと良い状態に整えた上で、同時に再発しないお体作りをしていきます。 お体の不調がどのようにすれば良くなるのか分からずに悩まれている方もたくさんいると思います。高崎整体ネイバーマンは、そんな方々の痛みの改善をお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください!