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手や腕の症状!首や胸が原因?


こんにちは!高崎整体ネイバーマンの浅賀です!手の痺れ、腕の重だるさ、肘の芯が疼く、など、手や腕の症状に悩まれている方がいらっしゃいます。この記事では、そんな症状がどこから来るのか、原因となる可能性のひとつをお伝えしています。ご興味のある方はぜひ読んでみてください!

手や腕の症状の原因

手や腕に症状が出る場合、原因となる場所は人それぞれ異ります。症状のある場所の筋肉が疲労していて痛みが出る場合もあれば、何らかの原因で関節に負担がかかっていることで痛みが出る場合など様々です。その中で、首や肩、胸周りに原因があることで手や腕に症状を出してしまうものがあります。病院では「胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)」と診断されるものです。今回は、この胸郭出口症候群についてお伝えしていきます。

胸郭出口症候群

胸郭出口症候群とは、首の筋肉や、鎖骨と肋骨の間、肩の筋肉と肋骨の間などで、首から出て腕に行く神経や血管が絞め付けられたり、圧迫されたりすることで、その神経や血管が担当している領域に症状が出現するものです。症状の例としては、以下のようなものがあります。

  • 腕を挙げる動作で上肢のしびれや肩や腕、肩甲骨周囲の痛みが生じる。
  • 肘から先や手の小指側に沿ってうずくような痛み、刺すような痛み、しびれ感、ビリビリ感などの感覚障害が生じる。
  • 手の握力低下と細かい動作がしにくくなる。
  • 手の筋肉の萎縮(いしゅく)により、手の甲の骨の間がへこみ、手のひらの小指側のもりあがり(小指球筋)がやせてくる。
  • 腕の血行が悪くなり、腕は白っぽくなり、痛みが生じる。
  • 手・腕が青紫色になる。

などです。それでは具体的にどのあたりが悪くなると、このような症状が出るのかをみてみましょう!

胸郭出口症候群の原因

胸郭出口症候群は、首から出る神経や血管が圧迫されてしまうなどで症状が出現してしまうと説明しましたが、具体的には、下の図のような場所で神経血管が圧迫されやすいと言われています。

英語でわかりづらいですが、4つイラストがあるうちの右下の大きなイラストが、右の肩〜胸を前から見ているものになります。右上のイラストでは鎖骨の下で血管が圧迫されやすい場所を表しています。左上のイラストは、首から肋骨にかけてくっついている筋肉の間で、神経や血管が圧迫されやすい場所です。左下のイラストは、肩の筋肉と肋骨の間で神経や血管が圧迫されやすい場所です。

このように、神経や血管が、骨や筋肉でできたトンネルから出てくる場所への慢性的な負荷は、胸郭出口症候群の発症の原因となる可能性があると言われています。

胸郭出口症候群のリスクを見つける

上のイラストでもわかるように、胸郭出口症候群と関係のある筋肉は、肋骨にくっついています。つまり、肋骨がこれらの筋肉にストレスのかかる形となり、可動性が低下している状態が、胸郭出口症候群を発症させるひとつのトリガーになることがわかります。ここからは、肋骨の形をセルフチェックする方法をお伝えします!

肋骨のセルフチェック

早速肋骨のセルフチェックをしていきます!できれば鏡の前に立って、ご自分の体を目で見ながらチェックしていきましょう!

鎖骨チェック

まずは、鎖骨の位置から確認していきます!下の図のように鎖骨の一番内側を、下から触ってみましょう。

ここでのチェックポイントは、左右の鎖骨の高さです。どちらかが下、どちらかが上というように、左右の鎖骨の位置関係を把握しておきます。

胸骨チェック

次に胸骨の位置を確認していきます。下の図のように、鎖骨と鎖骨の間にある骨と、みぞうちにある骨を触ってみましょう。

ここでのチェックポイントは、上の指と下の指を結んだ線が、床に対して概ね一直線に降りているかです。例えば、上の指に対して下の指が極端に左にずれているなどしている場合には、胸骨が自分から見て時計回りに回転するような歪みがあることがわかります(正常でも歪みはあります)。

肋骨のチェック

最後に肋骨のチェックです。肋骨のチェックは、実際に触るのもようですが、今までにやった鎖骨と胸骨のチェックを照らし合わせることで、肋骨全体の歪みを予想することができます。

例えば下の図のような場合です。

この図では、自分から見て右の鎖骨が下に下がり、胸骨の下先っちょが左にシフトしています。この状態では、肋骨が次の図のように歪むことが予想できます。

自分から見て胸骨が時計回りに歪むことで、胸骨についている肋骨も一緒に連鎖して位置を変えます。この場合は、右の肋骨がお辞儀をするように下を向き、左の肋骨が見上げるように上を向くように向きが変化します(上半分の肋骨です。下半分の肋骨は上半分と異なる動きをする場合があります)。

胸郭出口症候群のリスク

先ほどのような歪みがあると、どのような影響があるのでしょうか?下の図をみてください。

緑の丸は、初めに説明した、胸郭出口症候群の原因となりうる筋肉が存在している場所です。この図のように、右の肋骨が下を向くようにお辞儀をしてしまうと、首から肋骨についている筋肉は引き伸ばされ、鎖骨や肩甲骨から肋骨についている筋肉も、短縮(人によっては過度な伸張)してしまうことが予想できます。肋骨の歪みから、筋肉にトラブルが生じ、胸郭出口症候群を発症してしまうと、症状として、右腕や手に不快感を感じてしまいます。

胸郭出口症候群の改善方法は?

胸郭出口症候群の改善方法ですが、今回ご紹介した胸骨時計回りの右肋骨お辞儀パターンで説明しようとしても、人それぞれこの肋骨の歪みの原因が異なっていることがほとんどです。右の大胸筋という胸の筋肉が硬いことで歪んでしまうこともありますし、左の外腹斜筋という筋肉の硬さでも同じ歪みを作ってしまう可能性があります。足部や股関節の歪みをカバーするために肋骨がこのような形をとっているだけの場合もあります。

もちろん、今回ご紹介した肋骨の歪みではなく、首の骨や腕に問題がある場合もあります。すべての胸郭出口症候群にはこれをやればOK!というセルフケアがお伝えできないのが歯痒いところです。

高崎整体ネイバーマン

高崎整体ネイバーマンでは、胸郭出口症候群のような症状に対して、原因を見つけるために、しっかりと原因分析を行なっていきます。その人その人に合った方法で、施術やセルフケア指導を行わせていただきます!お困りの方は、お気軽にご連絡くださいね!

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