慢性的な腰痛、足の痛み、特にスネの横に痛みをお持ちの方です。
股関節周りの筋肉を柔らかくして痛みがとれました!
本日の施術紹介です!
🟡が痛む場所

🟢が施術した場所です。

お体のチェックからスタートです!
痛みは、立って右足にぐっと体重をかけると、スネ横にキン!と痛みが走るご様子。
痛みの場所はスネの外側🟡の部分です。
押して痛みが再現されれば、この場所自体が傷んでいる可能性が高くなりますが、押しても特に何もなく、筋肉は気持ちいい感覚だそうです。
この場所の筋肉を伸ばしたり収縮させたりしてもやっぱり痛みはありません。
筋肉は問題無さそうなので、筋肉以外でこの場所に痛みを出してしまうものを考えていきます。
可能性としてパッとあげられるのは、
①お尻の関節(仙腸関節)
②腰の神経
③スネの神経
④スネの血流
これらが頭に浮かんだので、
ひとつひとつチェックしていきます。
①お尻の関節(仙腸関節)のチェック
・仙腸関節を固定しながら痛む動きをしてもらいます。
→キンと痛むご様子。変化なしです。
・仙腸関節を支える仙腸靭帯に負担のかからないポジションを誘導して動きを見てみます。
→同様に変化なし。
・仙腸関節を支える仙結節靭帯に負担のかからないポジションを誘導して動きを見てみます。
→変化なし。
仙腸関節では無さそうです。
②腰の神経のチェックに移ります!
🟡の部分は、腰から出る5番目の神経と、仙骨から出る1番目の神経が担当しています。
これらの神経の機能をチェックです!
・まず、腰の5番が担当している筋肉(長母趾伸筋、長趾伸筋、短趾伸筋)の筋力をチェック
→異常なし。左右で差はありませんでした。
・次に仙骨の1番が担当している筋肉(長・短腓骨筋)のチェックです。
→異常なし。
それぞれ神経の反射も異常なしです。
腰の神経でもないようです。
③次はスネの神経です。神経周りが硬くなり動きが悪くなっていないか確認していきます!
・スネを担当する腓骨神経を伸ばしていきます(腰を横に曲げた状態で上向きに寝てもらい、膝を伸ばしたまま足を上に上げます。つま先もピンと下に伸ばした状態で膝を内側・外側にねじります)。
→特に痛みなく問題なし。
スネの神経でもなさそうです。
④そしたら今度は血流のチェックです!
エコーでスネを担当している前脛骨動脈の拍動をチェックしてみます!
→左右で差はなく異常なし。
血流でもありません。
さてどうしましょう。。。
こうなったらさらにチェック項目を追加していきます。
チェック項目⑤として、
股関節の筋肉をチェックしていくことにしました。
なぜ股関節のチェックかというと、
実は、スネの骨の感覚は腰の5番目の神経と仙骨の1番目の神経が担当していて、股関節の筋肉がついている骨盤の骨も同じ神経が一部担当しています。
骨盤周りの筋肉や筋膜が硬くなっていたりして、骨盤の骨に過度な刺激を入れてしまっている場合、同じ神経が担当している別の場所に痛みを飛ばしてしまう可能性があるからです。
・それではまず筋肉を押してみます(中殿筋、小殿筋、梨状筋、ハムストリングスという筋肉が着いている骨の場所が、スネの骨と同じ神経に担当されてるのでこれらの筋肉をチェック!)。
→お客さま「なんかちょっと響く気がします。」
中殿筋、小殿筋、梨状筋を押したときに違和感がありました!
・次に筋肉を使ってもらいます!筋肉を収縮させて、そこに抵抗をかけていきます!
→お客さま「かなりスネに響きます!」
中殿筋、小殿筋、梨状筋を使うとスネに響くようです!
さまざまな検査を行いましたが、唯一反応が見られました。
ということで施術部位に決定です!
関係する筋膜をチェックしてみると、🟢の場所に硬さがありました。
股関節周りの筋肉に関係している🟢の場所を、入念に柔らかくしていきます🫳🫳
柔らかくなったところで痛かった動きを見てみます!
「体重をかけても痛みがないです」
よかったです〜
スネの症状は本当に奥深いです。
今回の方はご満足いただけましたが、他にも原因となりうる場所があるかもしれません。
引き続き勉強して引き出しを増やさなくては!
ということで今日の施術紹介は終了です😊
最後まで読んでいただきありがとうございました😆
※本投稿にご本人様の同意取得済み
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Neighbor Man(ネイバーマン)
浅賀亮哉
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