慢性的な背中の痛みをお持ちの方です。
首筋と背中を柔らかくして痛みが無くなりました!
施術紹介です。
🟡が痛む場所

🟢が施術した場所です


お体のチェックからスタートです!
痛む場所をお聞きすると、🟡の場所ではありますが、ココです!という感じではなく、この辺の奥が痛む感じで、、と不明瞭でした。
痛む場所には、神経、血管、筋肉、様々なものがあります。
ひとつひとつ確認していきます!
まずは筋肉から。
首、肩周りを触らせていただくと、中斜角筋、肩甲挙筋という筋肉達に硬さがあり、押すと痛みがありました。
また、🟡の部分周辺には、僧帽筋、菱形筋、上後鋸筋、板状筋、最長筋、腸肋筋などの筋肉があります。
肩を動かしたり、大きく深呼吸したり、首や腰を動かしたりと、さまざまな動きを確認していくと、首や背中を丸めた時に痛みがありました。→菱形筋、板状筋、最長筋、腸肋筋を伸ばした時に痛みが出るご様子。
ただ、この痛みです!というヒットした感じではなく、ん〜?痛いです🤔という感じ。
次に神経をチェックしていきます。
🟡の部分には、肩甲背神経という神経が走っています。
肩甲背神経を伸ばす動きをしてもらいます。
①首と背中を前に丸めます。
②肩甲骨を外側に開きます。
③首を右にかしげます。
④首を左にかしげます。
①②では、まあ痛みます。という感じでしたが、
③で、これ痛い!と明確になりました。
④では痛みが減りました。
これは神経があやしいのか?
肩甲背神経は、主に首の上から5番目の神経から出て、中斜角筋を貫通して、後斜角筋、肩甲挙筋の間をすり抜け、菱形筋と肩甲挙筋にアクセスされる神経です。
この神経は、筋肉を動かす運動神経ですが、痛みを感知することも報告されています。
ここまでの情報をまとめると、
肩甲挙筋、中斜角筋を押すと痛みがあり、これらの筋肉の近くを通っている肩甲背神経を伸ばすと痛みが再現されるのがわかりました。
肩甲挙筋と中斜角筋の硬さや、肩甲背神経周りの硬さ、そしてこれらに関係する筋膜を細かく観察し、施術部位は2枚目写真の🟢に決定しました!
ソフトな刺激を意識して柔らかくしていきます🫳
硬さが取れたところで、痛む動きを観察してみると、
「だいぶ楽ですー!」とおっしゃっていただけました!
と思いきや、
動かしているうちに
「さっきよりいいですが、やっぱりまだ少し痛みます」
!?
追加チェックスタートです。
他に見落としているものはないか、、
🟡の場所は、肩甲背神経の他にも、表面の感覚神経が下の画像のように分布されています。(C→首という意味。番号→首の何番目から出てる神経かという意味。)

痛む場所は、C5、7、8の神経が担当している場所です。
C5、7、8周りが首から出てくる根本の場所で硬くなってしまっても、1枚目の写真の🟡の場所に痛みが出てしまうことが予想できます。
エコーで見てみます。
C5、7、8の周りにはやはり少し硬さがありました。
また、これらの神経を包むように存在している筋肉の筋膜や、首の表面にある筋膜に硬さが見られました。
筋膜には沢山神経が分布されていて、海外の研究では、エコー画像で見られる筋膜の厚さと痛みの強さは相関しているという報告がされています。
特に硬さのある場所(3枚目画像の🟢)に触れると、背中に痛みが響くのがわかりました!
※触り方は、押すのではなく、皮膚と皮下脂肪を動かすくらいのかなりソフトな刺激です(エコーを見ながら筋膜を触っています)。
この辺りの硬さが、筋肉や神経の動きを硬くしてしまい、そこに入った刺激が背中の神経まで痛みを飛ばしてしまっている可能性を考え、3枚目画像🟢を柔らかくすることに決定です!
十分に柔らかくなったところで、痛む動きをしてもらうと、
「痛み無くなりました!」
よかったです。
いや、でもまだわかりません。
しばらく動かしてもらいましょう。
「今回は大丈夫そうです!」
よかったです!!
最後にセルフケアをお伝えして本日はタイムアップ!
ひとまず痛みが無くなったので、次回予約は本日取らず、経過観察で痛くなった時に予約するかたちでいいですよーと説明させていただきました😆
かなり長文になってしまいましたが本日の施術報告でした🙌
最後まで読んでいただきありがとうございます♪
※本投稿にご本人様の同意取得済み
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Neighbor Man(ネイバーマン)
浅賀亮哉
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