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なぜ起こる?神経の痛みと痺れ


こんにちは!高崎整体ネイバーマンの浅賀です。正座をして足が痺れる。あぐらをかいて足が痺れる。そういった痺れとは別に、手や足、時には首や背中、お腹などに、症状として現れてしまう痺れがあります。痺れだけではなく、痛みとして感じる場合もあります。神経に原因がある場合、そういった痛みや痺れはなぜ起こってしまうのでしょうか?今回の記事では、その原因と思われる部分について紹介していきます。ご興味のある方はぜひ読んでみてくださいね!

神経の障害?

なかなか良くならない痺れや痛みがあると、神経が傷んでいるのでは?神経が圧迫されているのでは?と考える方も多いと思います。ご自身で考えなくても、お医者さんから、神経が圧迫されている症状ですね。と言われ気づかれる場合もあります。神経が障害されている場合にはどのような症状が出るのでしょうか?まずはそこからお伝えしていきますね。

神経障害の症状

神経が長期的な圧迫を受けたり、損傷してしまったりすると、神経の担当領域に以下のような症状が出現します。

  1. 筋力低下
  2. 感覚低下
  3. 反射機能低下

筋力低下と感覚低下はイメージがつくと思います。力が入りずらくなり、皮膚に触れると触れた感覚が弱くなってしまっている状態です。それでは、反射機能低下とはどのようなものでしょうか?イメージしやすいものとして脚気検査(かっけけんさ)があります。脚気検査とは、膝のお皿のすぐ下を叩くと、膝がピョンと伸びる反応を見る検査です。これは、膝蓋腱反射と言って、お皿のすぐ下にある腱を叩くことで、筋肉や腱が急激に伸ばされたという刺激を体が感じとり、太ももの前の筋肉を自動的に縮ませることで、筋肉の断裂などを防ごうとする神経の反射機能です。障害を予防するだけでなく、ジャンプ着地の際など、急激に関節の運動が強いられる時でも、筋肉を素早く反応させて、衝撃吸収や次の動きに移るスイッチを入れる役割もあり、体の運動に欠かせない機能でもあります。神経が障害されている場合には、左右で比較した際に障害されている側の反射機能が低下してしまいます(障害部位によっては反射が正常よりも強く出る場合もありますが、今回の記事では弱まるケースについてお伝えしています)。

神経障害の見極め方

神経が障害されているかどうかを見極めるには、先ほど説明した、筋力、感覚、反射機能を調べることで、障害の有無や障害部位を特定することができます。

ご自身でチェックする場合には、筋力と感覚が分かりやすいです。握力が左右で大きく違わないか、症状のある場所の力の入り具合は左右で違わないか、お風呂に入った際にお湯の温度の感じ方が左右で極端に違わないか、実際に肌に触れてみて触れられた場所の感覚が極端に左右で違わないか、などで確認してみると良いと思います。もし違和感を感じる部分がありましたら、医療機関に受診して原因を詳しく調べてもらいましょう!

障害されていなくても症状が出る?

ここまでお伝えしたように、神経が障害されていると、筋力、感覚、反射機能がすべて低下します。ただし、痺れや痛みを感じている方の中には、これらの機能が低下していないにもかかわらず、症状が出現しているケースの方が沢山いらっしゃいます。なぜでしょうか?それは、神経の本体ではなく、神経の周りに原因があるかもしれません。。。

神経周囲の大切な構造物「ファシア」

少し話は変わりますが、体を自由に動かすためには、神経が体の中で少しだけ伸びながら移動する必要があります。神経が伸びずに固定されていれば、体を動かす度にすぐにどこかの神経が切れてしまいます。伸びる、移動する、この機能をサポートしているものがあります。それが「ファシア」です。

神経周囲のファシア

ファシアとは、体にある様々な組織や臓器を繋ぎ、支え、知覚する機能を持っています。下の図の、神経の上に描かれている青い蜘蛛の巣のようなものが神経周囲のファシアです。この図では、脂肪から神経を引き離したように描かれています。

ファシアがあることで、神経は、周りにある筋肉や脂肪(脂肪もファシアに含まれます)、骨などの構造物との間で障害されることなく体の中を必要な分だけツルツルと移動することができています。また、上の図にも描かれているように、ファシアの中には、神経に栄養を送っている血管や、神経を担当している神経なども一緒に入り込んでいます。神経にとってはとても大切な場所ですね!

ファシアの異常

もう一度先ほどの図を見てみてください。さあ、この青い蜘蛛の巣のようなファシアが固くなってしまったり、動かなくなってしまったらどうでしょう?先ほど説明したように、伸びる、移動する、ということができなくなってしまいそうなイメージができますでしょうか?そして、ファシアの中に存在する、神経に栄養を送っている血管や、神経を担当してる神経の働きが悪くなるようなイメージができますでしょうか?

神経が潰されたり切れたりしていなくても、痛みや痺れが出現している際には、ファシアの異常が関与していると言われています。神経を栄養している血管や、血管を働かせる自律神経、神経を担当している神経などにストレスが加わり、「ここに異常があります!」と体が危険信号を出す。この信号が一種の痺れや痛みとして知覚されてしまう可能性があるのです。

神経周囲のファシアに異常が起きやすい場所

神経は、筋肉と筋肉の間や、筋肉と骨との間など、体の奥深くを走行しています(比較的表面や、皮膚のすぐ下を走行している神経もあります)。神経周囲のファシアにストレスが加わりやすい場所には、以下のような場所があります。

  • 神経の走行が急カーブする場所
  • 骨に接して走行する場所。
  • 筋肉や筋膜を貫通して走行する場所
  • その他

例えば下の図のような場所です。

この図は、右肩を後ろから見ている図です。黄色の三角形は、筋肉と骨で構成された空間で、この中を神経や血管が走行しています。どのような神経が走行しているのか見てみましょう。それが下の図です。

先ほどの三角形の中には、骨の表面に動脈や神経がこのように走行しています。筋肉と硬い骨の間を走行している神経たちなので、筋肉と筋肉の間を走行している神経や血管に比べて負担がかかりやすい場所であることが想像できます。

周囲の筋肉を極端に使用しすぎたり負担がかかりすぎる動きを長期間続けたりすると、これらの神経や血管周囲のファシアが固くなってしまうことが想像できます。

ファシアの異常の見つけ方

先ほどの場所以外にも、神経は様々な場所で筋肉や骨の間を潜って走行しています。

神経周囲のファシアの異常は、体のどこで発生するか分かりません。ただし、症状の出方やその場所、様々な身体評価法やエコーを用いて、限りなく特定に近い形で、場所を絞り込むことができます。高崎整体ネイバーマンの施術では、神経周囲のファシアの症状が疑われた場合に、しっかりと異常のある場所を見つけ出してから施術に移ります。

高崎整体ネイバーマン

今回の記事で取り上げた、神経周囲の異常による痺れや痛みですが、レントゲンやMRIなどでは異常を見つけるのが難しく、画像で異常を判断するにはエコーが最適だと言われています。高崎整体ネイバーマンには、エコーも完備しております。エコーを使用したお体内部のチェックに加え、体全体の動きや筋肉・筋膜・関節の状態をしっかりとチェックさせていただき、症状の根本原因を見つけていきます。なかなか良くならない痺れや痛みにお困りの方は、高崎整体ネイバーマンまでお気軽にご相談ください!

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