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脂肪が原因の痛みとセルフケア


こんにちは!高崎整体ネイバーマンの浅賀です!皆さんは、脂肪が原因の痛みがあることをご存知でしたか?皮膚を摘み、厚く硬くなった脂肪を潰されると、イテテテと感じることもあると思います。脂肪が厚い場所は痛いというイメージがありますが、実は体型に関係なく、痩せ型の人も肥満体型の人も、変わらず脂肪が存在し、そこにトラブルが生じると、皮膚を摘んだりしていない状態でも痛みとして感じる場合があります。今回は、脂肪が原因の痛みと、そのセルフケアについてお伝えしていますので、ご興味のある方は読んでみてくださいね!

脂肪の構造

脂肪が原因の痛みを知る前にまずは脂肪の構造について理解しましょう!皮膚の下の脂肪である皮下脂肪は、実は2層構造になっています。下の図をご覧ください。

なぜ脂肪は2層構造になっているのでしょうか?まずはそこから説明していきます。

脂肪の2層構造とその機能

2層ある脂肪を1層ずつ、どのような構造で、どのような役割があるのかをみていきましょう!

1層目の脂肪

1層目の脂肪は、丸い形をした脂肪の粒が集まってできています。丸い形をしているので、衝撃吸収機能に優れていて、外からの刺激から体を守る役割があります。どこかに体をぶつけて、筋肉や骨がすぐに傷つかないのは、この1層目の脂肪が衝撃を吸収してくれているというのもその理由のひとつなのです。

2層目の脂肪

2層目の脂肪は、扁平な形をした脂肪の粒が集まってできています。扁平な形をしているので、ツルツルと滑る機能があり、皮膚や筋肉の滑らかな動きを助けています。手や足を動かした際に、皮膚がつっかえることなく筋肉を収縮できるのは、この2層目の脂肪が皮膚と筋肉の間の摩擦を軽減しているというのもその理由のひとつとです。この扁平な形をした脂肪は、皮下脂肪だけでなく、血管や神経、筋肉と筋肉の間などにも存在し、それぞれの構造物が体の中でよく動けるように滑走性を高める手助けをしています。

脂肪にある神経の役割

脂肪はただそこに存在し、形の性質から役割を果たしているだけでなく、脂肪の周辺には神経がたくさん存在し、私たちの体と密接にリンクしています。それぞれの神経の役割をみていきましょう!

1層目の脂肪と神経

1層目の脂肪は衝撃を吸収する役割があるので、外から入った刺激がどのくらいの強さで体に刺激を入れてきたのかを感じ取る必要があります。そこで感じた情報を私たちの体に伝えることで、体は自分の身を守るために、自動的に刺激に反応することができます。そのため、1層目の脂肪の中やその周辺には、外からの刺激を感知するセンサーがたくさん存在しています。

2層目の脂肪と神経

2層目の脂肪は、周辺組織の滑走性を助ける役割があるので、皮膚や筋肉がどちらの方向に動いたのかを感じ取る必要があります。例えば、腕が右に動いたら、左ではなく正しく右に動いているという感覚をキャッチするように、2層目の脂肪の周辺には、動きを感知するセンサーがたくさん存在しています。

2層の脂肪の間にある浅筋膜

1層目と2層目の脂肪の役割についてお伝えしましたが、もう一つ大切なものがあります。それは、浅筋膜(せんきんまく)というものです。

外からの刺激を感知する1層目の脂肪と、体の動きを感知する2層目の脂肪、その間に存在している浅筋膜は、一体何をしているのでしょうか?その役割は、様々ありますが、そのひとつとして、2種類の脂肪の機能がごちゃ混ぜにならないように、2つの脂肪を境界線として分ける役割があります。この位置に浅筋膜がないと、体を動かしただけで、外から刺激が入った!と勘違いしてしまったり、外からの刺激で、体が動いた!と勘違いしてしまうことになります。

脂肪や浅筋膜の異常

ここまでにお伝えした、脂肪や浅筋膜ですが、これら一体が固くなってしまうことで、痛みや痺れを感じてしまうことがあります。

正常では、1層目の脂肪はふわふわしていて、2層目の脂肪もツルツル動きます。これが、両方もしくはどちらか一方、または浅筋膜含め全体が、何らかの理由で硬くなってしまうと、脂肪同士の間でストレスが生じたり、浅筋膜がうまく役割を果たせない状態になってしまい、体には感覚のエラー情報が入力されてしまいます。ここでいうエラーは、痛みや痺れの感覚として感知されることがあります。

体には、このようなトラブルが生じることもありますので、肩こりや腰痛の痛みの原因は、筋肉や関節だけでなく、脂肪の硬さが原因になっている場合もあるのです。

脂肪が原因の痛みに対するセルフケア

ボディーチェック

まずは、脂肪に原因があるかどうかを調べるために、ボディーチェックをしていきましょう!次の手順でチェックしてみてください!

  1. 肩こりや腰痛のある首や腰を動かしてみて、症状が強くなる動きを探しましょう。
  2. 痛い動き(症状が強くなる動き)がわかったら、痛い場所やその周辺の皮膚を触り、下の写真のように色々な方向に皮膚をニュルっと動かしてみます。
  3. ひとつひとつの方向に皮膚を動かしたまま、痛かった動きをしてみて、少しでも痛みが軽減される方向の皮膚の動きが見つかれば、脂肪に痛みの原因があるかもしれません。その場所がセルフケアポイントとなります!

セルフケア

セルフケアポイントがわかったら、実際にケアしていきましょう!

下の動画のように、見つけたポイントを2〜3分ニュルニュル動かし続けます。さするのではなく、ニュルニュルがポイントです。皮膚が動く程度の優しい力で続けましょう!終わったら、もう一度痛かった動きをやってみて、痛みが軽減しているのを感じてみましょう!

高崎整体ネイバーマン

筋肉をケアしても関節をケアしても、なかなか症状が改善しない場合があると思います。そんな時はこの記事を思い出して、ぜひ試してみてください。それでも、良くならない場合ももちろんあります。人の体はとても複雑です。高崎整体ネイバーマンの施術でも、必ず痛みの原因がどこからきているのかを把握するためのボディーチェックを行います。ボディーチェックを行わずに施術へ入ることはありません。ご自身で痛みがなかなか良くならなくて不安な思いをされている方がいましたら、お気軽に高崎整体ネイバーマンまでご相談ください!

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